何を書いても構いませんので@生活板131
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1680187228/
※本スレに書き込む場合は>1をよく読み、ルールを守って書き込みをするようにお願い致します。
この熱狂状態は数か月続き一向に熱が冷める気配はなかった
小学生にとって数か月はムチャクチャ長かった
俺の脳内ではずっと攻略本カット絵のリンクがドット絵の敵キャラたちと戦っていた
そんなある日いとこの家で一冊の漫画コミックを見つけた
読んだ瞬間衝撃が走った
とある漫画家が描いたゼルダの伝説のコミカライズだった
リンクが喋って戦ってガノンを倒すその物語が一冊に纏められていた
どう言葉を尽くしても足りないが本当に物凄い衝撃だった
漫画だ…!こんなに大量の絵でリンクが動いている!
俺の脳の外側にリンクの戦いがある!
いとことその親にこの漫画くれ!と頼んだがもちろん貰えなかった
脳に刻む勢いでその漫画を読み込んで帰ってからも反芻した
自分で本屋で買おうと思ったが当時もちろんアマゾンなどなく
近所の本屋なんて商店街の片隅のめちゃくちゃ狭い本屋しかなかった
俺は当時毎週隣町でピアノを習っておりその町には大きな本屋があったのでそこで探した
当時の俺の感覚からすると「大きな本屋」だったが今思うとそんなに大きくはなく
また小学生の身では流通の事なんかよくわかってなかったのでただ毎週売り場を見ては落胆していた
(俺の中では「その町=リンクを探し求めた町」となっていて今でもその町へ行くと何となく感覚を思い出す)
さらに数か月経った年末ごろやっとゼルダの伝説ゲームを買ってもらった
冬休みを使って一気に10周くらいはしたと思う
続いて買ってもらった「リンクの冒険」はちょっと小学生には難しかったが
それでもタイトルに表示された「リンク」の文字を眺めるだけで嬉しかった(まだ狂気の熱量は冷めていない)
そんな日々の中、床屋の本棚でふと手に取った雑誌
その雑誌に「あの漫画」の続きが載っていた
見知った絵で俺の知らない新しいリンク(フェアリー化リンク)が描かれている…フェアリー化…リンクの冒険だ!
「リンクの冒険」が漫画になっている…「あの漫画の続き」が今まさにこの世に出現している!
再び俺は本屋を探しまくった
そもそも漫画雑誌とは何なのかすらわかっていなかったがやみくもにその漫画を探した
確かにこの世界のどこかにあの漫画が…あの続きがあるのに!
クラスのよく知らない奴がその漫画の話をしていたというだけで話しかけて詳しい手掛かりを探した
そいつもただその雑誌を本屋で立ち読みしたというだけで詳細は知らなかった
リンクの血が付いた斧を掲げたモリブリンがボスに怒られるシーン…俺の読んだ所と同じだ進展はない!
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1680187228/
※本スレに書き込む場合は>1をよく読み、ルールを守って書き込みをするようにお願い致します。

1226: 名無しさん@おーぷん 23/05/16(火) 17:23:19 ID:3R.fl.L1
ゼルダ新作も発売したから昔の事を思い出してみる
30年も前に憧れまくってた漫画の「続き」を最近やっと読んだ話
当時小学生だった俺は元祖ゼルダの伝説主役「リンク」にめちゃくちゃハマった
何がキッカケなのかはもう全く覚えていないし
ゲームもやった事ない持ってないのになんでそんなにハマったのかは謎だが
リンクというキャラに憧れいつもリンクの事を考えていた
ゲームは買ってもらえなかったが攻略本はなぜか買ってもらえた
多分当時としても雑な攻略本だったが俺にとってはそれは憧れの世界を書き記した書籍だった
広大なマップを見つつその中でのリンクの戦いをいつも妄想していた
片隅に小さくでもリンクのイラストが描いてあれば大当たりでそのイラストを穴が開くほどに眺めた
今思うと素人が描いた場所埋めのショボいカット絵だったが当時の俺には貴重な「公式供給」だった
(「公式」「供給」なんて発想は小学生にはなかったが)
正直ちょっとおかしい熱量でずーっとリンクの事を考えていた
現代高校生とかなら自分でイラストを描いたりなんなら同人誌とかSSとか作ったのかもしれないが
ネットもまだない時代の小学生の身としては脳内でひたすら妄想を広げていくしかなく
そしてそんなもんではとても熱量を吐き出せなかった
30年も前に憧れまくってた漫画の「続き」を最近やっと読んだ話
当時小学生だった俺は元祖ゼルダの伝説主役「リンク」にめちゃくちゃハマった
何がキッカケなのかはもう全く覚えていないし
ゲームもやった事ない持ってないのになんでそんなにハマったのかは謎だが
リンクというキャラに憧れいつもリンクの事を考えていた
ゲームは買ってもらえなかったが攻略本はなぜか買ってもらえた
多分当時としても雑な攻略本だったが俺にとってはそれは憧れの世界を書き記した書籍だった
広大なマップを見つつその中でのリンクの戦いをいつも妄想していた
片隅に小さくでもリンクのイラストが描いてあれば大当たりでそのイラストを穴が開くほどに眺めた
今思うと素人が描いた場所埋めのショボいカット絵だったが当時の俺には貴重な「公式供給」だった
(「公式」「供給」なんて発想は小学生にはなかったが)
正直ちょっとおかしい熱量でずーっとリンクの事を考えていた
現代高校生とかなら自分でイラストを描いたりなんなら同人誌とかSSとか作ったのかもしれないが
ネットもまだない時代の小学生の身としては脳内でひたすら妄想を広げていくしかなく
そしてそんなもんではとても熱量を吐き出せなかった
1227: 名無しさん@おーぷん 23/05/16(火) 17:23:41 ID:3R.fl.L1
この熱狂状態は数か月続き一向に熱が冷める気配はなかった
小学生にとって数か月はムチャクチャ長かった
俺の脳内ではずっと攻略本カット絵のリンクがドット絵の敵キャラたちと戦っていた
そんなある日いとこの家で一冊の漫画コミックを見つけた
読んだ瞬間衝撃が走った
とある漫画家が描いたゼルダの伝説のコミカライズだった
リンクが喋って戦ってガノンを倒すその物語が一冊に纏められていた
どう言葉を尽くしても足りないが本当に物凄い衝撃だった
漫画だ…!こんなに大量の絵でリンクが動いている!
俺の脳の外側にリンクの戦いがある!
いとことその親にこの漫画くれ!と頼んだがもちろん貰えなかった
脳に刻む勢いでその漫画を読み込んで帰ってからも反芻した
自分で本屋で買おうと思ったが当時もちろんアマゾンなどなく
近所の本屋なんて商店街の片隅のめちゃくちゃ狭い本屋しかなかった
俺は当時毎週隣町でピアノを習っておりその町には大きな本屋があったのでそこで探した
当時の俺の感覚からすると「大きな本屋」だったが今思うとそんなに大きくはなく
また小学生の身では流通の事なんかよくわかってなかったのでただ毎週売り場を見ては落胆していた
(俺の中では「その町=リンクを探し求めた町」となっていて今でもその町へ行くと何となく感覚を思い出す)
1228: 名無しさん@おーぷん 23/05/16(火) 17:24:03 ID:3R.fl.L1
さらに数か月経った年末ごろやっとゼルダの伝説ゲームを買ってもらった
冬休みを使って一気に10周くらいはしたと思う
続いて買ってもらった「リンクの冒険」はちょっと小学生には難しかったが
それでもタイトルに表示された「リンク」の文字を眺めるだけで嬉しかった(まだ狂気の熱量は冷めていない)
そんな日々の中、床屋の本棚でふと手に取った雑誌
その雑誌に「あの漫画」の続きが載っていた
見知った絵で俺の知らない新しいリンク(フェアリー化リンク)が描かれている…フェアリー化…リンクの冒険だ!
「リンクの冒険」が漫画になっている…「あの漫画の続き」が今まさにこの世に出現している!
再び俺は本屋を探しまくった
そもそも漫画雑誌とは何なのかすらわかっていなかったがやみくもにその漫画を探した
確かにこの世界のどこかにあの漫画が…あの続きがあるのに!
クラスのよく知らない奴がその漫画の話をしていたというだけで話しかけて詳しい手掛かりを探した
そいつもただその雑誌を本屋で立ち読みしたというだけで詳細は知らなかった
リンクの血が付いた斧を掲げたモリブリンがボスに怒られるシーン…俺の読んだ所と同じだ進展はない!
1229: 名無しさん@おーぷん 23/05/16(火) 17:24:16 ID:3R.fl.L1
結局その漫画と巡り合えないまま俺は小学校上級生になり中学生になり大人になった
大人の俺はスーファミや64のゼルダをやったがさすがにあの情熱は消えていた
そのうちやがて家にネットが引かれてある日ふと検索した
ここでやっとその漫画家の名「乱丸」とその連載雑誌「わんぱっく」を知った
もはや雑誌は休刊しあの漫画の続きがどうなったのか漫画家が今どうなっているのかわからなかった
当時の猛熱な熱量は記憶としてはあったが既に三十歳を過ぎていた俺はふーんそうなのか…で終わった
それからまた数年
再びネットで気まぐれに検索した
その漫画はどうやら完結したがコミックスにもなっておらず入手は不可
ただ雑誌はどこかの図書館に保存されており手続きを踏んで現地へ行けば読めるらしいという事がわかった
完結していたのか…読めるのか…ふーん…
さらに数年が経過したのち俺はその図書館に行った
大人になった俺は隣町の「おっきな本屋」を飛び越し遠くの県にも行けるのだ
あらかじめ購読予約をし現地で書類を書き申し込むとかいうめんどくさいことも大人だからできる
図書館に行って「あの続き」を読んだ
あの時のリンクがいた
あの時に見たフェアリーリンクとボスに怒られていたモリブリンと「その続き」の話
あの続きに様々な物語と戦いが続きそして大きな犠牲を払ってリンクはガノンを倒していた
世界に平和が戻り物語は終わり「あのリンク」は去っていった
こうして大人の力により数十年越しで小学生の俺は完結した
まあこれからも人生を一つずつ片付けていこう
大人の俺はスーファミや64のゼルダをやったがさすがにあの情熱は消えていた
そのうちやがて家にネットが引かれてある日ふと検索した
ここでやっとその漫画家の名「乱丸」とその連載雑誌「わんぱっく」を知った
もはや雑誌は休刊しあの漫画の続きがどうなったのか漫画家が今どうなっているのかわからなかった
当時の猛熱な熱量は記憶としてはあったが既に三十歳を過ぎていた俺はふーんそうなのか…で終わった
それからまた数年
再びネットで気まぐれに検索した
その漫画はどうやら完結したがコミックスにもなっておらず入手は不可
ただ雑誌はどこかの図書館に保存されており手続きを踏んで現地へ行けば読めるらしいという事がわかった
完結していたのか…読めるのか…ふーん…
さらに数年が経過したのち俺はその図書館に行った
大人になった俺は隣町の「おっきな本屋」を飛び越し遠くの県にも行けるのだ
あらかじめ購読予約をし現地で書類を書き申し込むとかいうめんどくさいことも大人だからできる
図書館に行って「あの続き」を読んだ
あの時のリンクがいた
あの時に見たフェアリーリンクとボスに怒られていたモリブリンと「その続き」の話
あの続きに様々な物語と戦いが続きそして大きな犠牲を払ってリンクはガノンを倒していた
世界に平和が戻り物語は終わり「あのリンク」は去っていった
こうして大人の力により数十年越しで小学生の俺は完結した
まあこれからも人生を一つずつ片付けていこう
いまだに夫に家事を求める専業主婦が許せない。もはや苦しい言い訳は通用しない
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