何を書いても構いませんので@生活板129
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何を書いても構いませんので
889:名無しさん@おーぷん 23/02/14(火) 00:05:50 ID:14.wj.L1
次の土曜、父親の一周忌なんだ。
体調悪いって病院行ってそのまま入院、あっという間にい亡くなってしまった。
残された母親と、子供四人。(兄兄姉俺)

通夜も葬儀も終わって疲れたね、って言いながら家族でお茶してる時に、そういえば叔父さんに貸してるお金ってどうなったの?という話題になった。

父親は叔父に、500万くらい貸してたらしいんだ。

以下、母親から聞いた話。

ある日叔父さんから父に電話が来て、両親(俺からしたら祖父母。敷地内別居。)や俺の母親には内緒で、と夕飯に呼ばれたらしい。
叔父の奥さんが詐欺に遭ったとか、誰かの連帯保証人になったとか重なったらしくて、いとこの留学費用が捻出出来なくなった。どうにか助けてほしいって叔父夫婦に頭下げられたんだ。


890:名無しさん@おーぷん 23/02/14(火) 00:06:28 ID:14.wj.L1
その場では保留にして、家に帰って父はすぐに母に報告した。500万、貸してやれないこともない。貸さなかったらいとこが留学出来ないし、他のところで借金を作ってしまうかもしれない、貸してもいいかと。
母は悩んだ末、あなたの判断に任せると言った。

そう言われた途端、普段感情をあまり出さない父が、ボロボロと泣き出した。
悔しい、悔しい。呼ばれて言った夕飯はおかずが七品だった。今日の俺たちの夕飯は三品。子供が多いから贅沢できんとあんな豪勢な夕飯食べていない。なんで貸す方より借りる方の飯があんなに贅沢なんだって、ボロボロ泣いたらしい。

そのあと父は引き下ろした500万を叔父夫婦に渡し、少しずつ返済するという話に落ち着いた。
母親から見る限りでは、最初の5年くらいはちまちまと返済があったようだが、その後は返済されているような素振りがなかったらしい。
父親に、本当に返済はあるのか聞いても、まあ少しづつなと曖昧な返事。途中からは無言になった。
分けます。

891:名無しさん@おーぷん 23/02/14(火) 00:06:53 ID:14.wj.L1
貸してからちょうど20年、ふと、母親が父親に、そういえば貸したお金どうなったの?と聞いたら、珍しく父が声を荒げて「返ってきてる、返ってきてる!もう聞くな!もういいんだよ!もうこの話は蒸し返してくれるな!」とヘソを曲げたらしい。

じゃあいいわよと母親もヘソを曲げ、時間経たないうちに父が亡くなってしまった。

うちは贅沢ではなかったかもしれないけど、大学いくなら行け、働きたきゃ働けで、3食食べて不自由ない生活をさせてもらった。でも、確かに叔父夫婦たちの方がなんとなくいい暮らしをしているように見えた。
父はすごく叔父が好きだった。確かに格好いいんだ、叔父さん。話が上手くて、遊び知っててさ。一緒に旅行行ったり、釣りしたりしてた。

だから、借用書なんて作らなかった。あげたつもりでもあったのだと思う。

叔父夫婦は、借金の事は父以外知らないと思っているようだけど、母は「これは、ナイショの話なんだけどね…」と言いながら、俺たち兄弟に話していたし、なんならとうの昔に亡くなった祖父母も知っている。
でも、500万の借金のうちいくら戻ってきたのかは、叔父夫婦と、父しか知らないんだ。

でも、本当に借金の大半が返ってきてるなら、「返ってきてる、返ってきてる!もう聞くな!もういいんだよ!もうこの話は蒸し返してくれるな!」
なんて言わないよな。叔父さんのこと庇っているようにしか見えん。
そして、こんな事言っちゃなんだけど叔父さんが父のところに兄ちゃん兄ちゃん、って遊びに来てたのも媚び売ってたんじゃないかって思ってしまうんだ。

いいんだよ、昔の話だ。でもなぁ。
母親も土地あるし、遺族年金とかあるし、まあ大丈夫なんだけど、プラス500万あればもうちょっと安心して暮らせるよなぁとか色々考えてしまう。

今更叔父夫婦に会って「ところで借金は全額返済したの?」とも聞けないし、聞かないし、親父と叔父夫婦の話だからなぁ。
父の一周忌を控えて思い出してモヤモヤしてしまったので、投稿して浄化したかったんだ。終わり。